ChatGPTを解約する方法と注意点を解説！ブラウザとアプリ別の手順＆事前チェックポイントを紹介

「ChatGPT Plusを契約してみたけれど、あまり使わなくなってしまった」「月々の料金が少し気になるので、一度解約したいな」と感じていませんか。

いざChatGPTの有料プランを解約しようと思っても、手順が複雑そうだったり、解約後にどうなるのか不安だったりして、つい後回しにしてしまいがちです。しかし、そのまま放置してしまうと、利用していないサービスのために毎月料金を支払い続けることになりかねません。

この記事では、そんなあなたの悩みを解決するために、誰でも簡単にできるChatGPT Plusの解約手順を、ブラウザ版とスマホアプリ版に分けて丁寧に解説します。さらに、解約前に必ず確認しておきたいチェックポイントや、解約後の注意点まで詳しく紹介するので、安心して手続きを進めることができます。

まずはご自身の契約状況に合わせて、正しい解約方法を確認していきましょう。

ChatGPT Plusを解約する方法

ChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」の解約は、あなたがサービスに登録した方法によって手続きが異なります。

具体的には、パソコンなどのブラウザから登録した場合と、スマートフォンのアプリから登録した場合とで手順が変わってきます。ご自身がどちらの方法で契約したかを確認し、それに合った正しい手順で解約手続きを進めることが大切です。もし契約した方法を忘れてしまった場合でも、どこから請求が来ているかを確認すれば判断できますので、まずは落ち着いて確認してみましょう。

このセクションでは、以下の具体的な解約手順を解説します。

ブラウザ版での解約手順

パソコンのウェブブラウザからChatGPT Plusに登録した場合、解約手続きはChatGPTの公式サイトから行います。スマホアプリ内からは手続きできないため注意が必要です。以下の手順に沿って進めれば、数分で簡単に手続きを完了させることができます。

この手順で進めると、プランのキャンセルが完了します。完了画面が表示されたら、念のためスクリーンショットを撮っておくと、後々のトラブル防止にもなり安心です。

スマホアプリ版での解約手順

iPhoneやAndroidスマートフォンのアプリを通じてChatGPT Plusに登録した場合、解約はChatGPTアプリ内ではなく、各スマートフォンの設定画面から行います。

これは、AppleやGoogleの決済システムを利用して契約しているためです。利用しているスマートフォンの種類に合わせて、以下の手順で手続きを進めてください。

iPhoneの場合（App Store）

Androidの場合（Google Play ストア）

どちらの場合も、リストにChatGPTが表示されない場合は、別のアカウントでログインしているか、ブラウザ版で契約している可能性があります。

解約手続きに必要な準備

ChatGPT Plusの解約手続きを始める前に、いくつか準備しておくとスムーズに進めることができます。慌ててログイン情報を探したり、どの方法で契約したか分からなくなったりすることを防ぐためにも、あらかじめ以下の点を確認しておきましょう。

特に、どのメールアドレスで登録したか忘れてしまったというケースは少なくありません。普段使っているメールの受信箱で「OpenAI」からのメールを探してみると、登録したアカウントを特定しやすくなります。

ChatGPT有料プラン解約前に確認すべきポイント

「解約する」と決めてボタンを押す前に、いくつか知っておくべき大切なことがあります。これらのポイントを確認しておかないと、余計な料金を支払ってしまったり、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔したりするかもしれません。

解約手続きを始める前に、一度立ち止まって、これから説明する項目にしっかりと目を通しておきましょう。少しの手間で、より安心してサービスを解約することができます。

次回請求日をチェックする重要性

解約手続きにおいて最も重要なのが、次回の請求日を正確に把握しておくことです。この請求日を1日でも過ぎてしまうと、自動的に次の1ヶ月分の料金が課金されてしまいます。

解約を決意したら、まず最初に「My plan」やサブスクリプションの管理画面で、次回の支払い日がいつなのかを必ず確認してください。請求日のギリギリに手続きをしようとすると、何かトラブルがあった際に間に合わなくなる可能性もあるため、少なくとも請求日の2〜3日前までには解約手続きを終えておくことを強くおすすめします。

ブラウザ版とアプリ版で手順が異なる理由

「どうして契約した場所によって解約方法が違うの？」と疑問に思うかもしれません。その理由は、料金を支払っている先の会社が異なるためです。

ブラウザ版はChatGPTを運営するOpenAI社に直接支払いをしていますが、アプリ版はAppleやGoogleが提供するプラットフォームの決済システムを利用しています。そのため、解約もそれぞれのシステムの管理画面から行う必要があるのです。

	ブラウザ版	スマホアプリ版
契約・支払い先	OpenAI社	Apple社 / Google社
利用する決済システム	Stripe	App Store / Google Play
解約手続きの場所	ChatGPT公式サイト	各ストアの管理画面

アカウント削除と解約の違いを理解する

ChatGPTの利用をやめる際には、「解約」と「アカウント削除」という2つの選択肢がありますが、この2つは全く意味が異なります。「解約」は有料プランの利用を停止するだけで、無料版ユーザーとして引き続き利用でき、過去のチャット履歴も残ります。

一方、「アカウント削除」はChatGPTのアカウントそのものを消してしまうため、過去の履歴が全て消え、二度と同じアカウントではログインできなくなります。またChatGPTを使う可能性があるなら、必ず「解約」を選びましょう。

	解約（プランのキャンセル）	アカウント削除（退会）
意味	有料プランの利用を停止すること	ChatGPTの全サービスから退会すること
無料版での利用	引き続き利用できる	利用できなくなる
過去のチャット履歴	保持される	全て削除され、復元できない
再契約	いつでも可能	新規でアカウント作成が必要

解約後も有効期間内は利用可能

解約手続きを完了させても、すぐにChatGPT Plusの機能が使えなくなるわけではないので安心してください。例えば、毎月20日が請求日で、5月10日に解約手続きをしたとします。この場合、すでに支払っている6月19日までの期間は、引き続きChatGPT Plusの全ての機能を利用することができます。

そのため、解約を決めたら請求日を待つ必要はなく、思い立った時にすぐ手続きをしてしまうのがおすすめです。早く手続きしたからといって損をすることはありません。

ChatGPT Plusの解約後に注意したい点

無事にChatGPT Plusの解約手続きが終わった後も、いくつか知っておくべき注意点が存在します。例えば、解約するタイミングによっては意図せず課金されてしまうリスクがあったり、無料版でどのような機能が使えなくなるのかを把握しておく必要があります。

また、返金は可能なのか、再度使いたくなった時はどうすればいいのか、といった点も気になるところでしょう。解約後の利用で困らないように、これらのポイントをあらかじめ確認しておきましょう。

解約タイミングによる課金リスク

解約手続きで最も避けたいのが、タイミングを逃して余計な料金を支払ってしまうことです。先ほども触れましたが、次回請求日を1日でも過ぎると、問答無用で次の月の料金が発生してしまいます。

特に請求日の深夜など、ギリギリのタイミングを狙うのは危険です。海外のサービスであるため、時差の問題で日付の切り替わりが日本時間とずれている可能性も考えられます。解約すると決めたら、請求日に関わらず、できるだけ早く手続きを済ませるのが最も安全で確実な方法です。

無料版での機能制限を把握する

ChatGPT Plusを解約すると、お使いのアカウントは自動的に無料版に切り替わります。無料版でも基本的な対話機能は利用できますが、これまで使えていた便利な機能がいくつか制限されることを理解しておく必要があります。

特に、より高性能な言語モデルであるGPT-4が使えなくなったり、レスポンスの速度が遅くなったりする点は大きな違いです。また、多くの人が利用する時間帯には、アクセスが制限されてしまい、一時的に使えなくなることもあります。

機能	ChatGPT Plus	無料版
利用可能な言語モデル	GPT-4など最新モデル	標準モデル (GPT-3.5)
応答速度	高速	標準
ピークタイムの利用	優先的にアクセス可能	アクセスが制限される場合がある
新機能への先行アクセス	あり	なし
画像生成やデータ分析	利用可能	利用不可

加入方法と同じ手続きでのみキャンセル可能

これは非常に重要なポイントですが、解約は必ず「契約した時と同じ方法」でしか行えません。例えば、パソコンのブラウザからクレジットカードで契約したにもかかわらず、iPhoneの設定画面から解約しようとしても、サブスクリプションのリストにChatGPTは表示されません。

逆も同様で、スマホアプリから契約した場合は、ChatGPTの公式サイトに行っても解約手続きはできません。自分がどちらで契約したか分からなくなったら、クレジットカードの明細やApple、Googleからの請求メールを確認してみましょう。

返金の可否と再契約のポイント

「月の初めに解約したから、日割りで返金してほしい」と思うかもしれませんが、基本的にOpenAIの規約では、一度支払われた料金の返金は行われないことになっています。そのため、月のどのタイミングで解約しても、1ヶ月分の料金がかかる点は注意が必要です。

一方で、もしまたChatGPT Plusを使いたくなった場合は、いつでも簡単に再契約することができます。解約した時と同じ手順でプランの管理画面にアクセスし、再度有料プランを選択するだけですぐに利用を再開できます。

無料期間中にキャンセルする際の注意

今後、もしChatGPT Plusに無料トライアル期間が設けられた場合、その期間中に解約する際には注意が必要です。多くのサービスと同様に、無料期間が終了する前に解約手続きをしないと、自動的に有料プランへと移行し、料金が請求されてしまいます。

カレンダーに無料期間の終了日を登録しておくなど、忘れないように対策しておきましょう。なお、無料期間中に解約手続きをしても、期間が終了するまでは有料プランの機能を使い続けることができるのが一般的です。

ChatGPT Plusの解約ができない時の対処法

「手順通りに進めているはずなのに、なぜか解約できない」そんな状況に陥ると、焦ってしまいますよね。特に、請求日が迫っている時はなおさらです。しかし、解約できない場合にはいくつかの原因が考えられ、その多くは簡単な対処法で解決できます。

ウェブサイトの一時的な不具合や、お使いのブラウザの設定が影響していることも少なくありません。ここでは、ChatGPT Plusの解約手続きがうまくいかない時に、ご自身で試せる具体的な解決策を4つ紹介します。慌てずに、一つずつ順番に試してみてください。

言語設定を英語に変更して解決する

ChatGPTの画面で「プランをキャンセル」のボタンが見当たらないなど、解約手続きの画面が正常に表示されない場合、サイトの言語設定が原因である可能性があります。

ChatGPTは海外のサービスであるため、日本語の表示設定が原因で稀に不具合が起こることが報告されています。このような場合は、一度言語設定を日本語から英語に変更し、再度解約手続きを試すことで問題が解決することがあります。少し手間に感じるかもしれませんが、効果的な対処法の一つです。

ロケールを変更する手順

言語設定（ロケール）を英語に変更する手順は、以下の通りです。この手順に沿って設定を変更した後、もう一度ブラウザ版の解約手順を試してみてください。

解約手続きが完了したら、同じ手順で日本語設定に戻すことも可能です。

別のブラウザやプライベートモードを試す

現在お使いのウェブブラウザにインストールしている拡張機能や、一時的に保存されているデータが、解約手続きを妨げている可能性も考えられます。もしGoogle Chromeを使っていて解約できない場合は、Microsoft EdgeやSafariなど、別の種類のブラウザでChatGPTにログインし直して、再度手続きを試してみてください。

また、ブラウザの「プライベートモード」や「シークレットモード」を利用するのも有効な手段です。このモードでは、拡張機能などが無効化されるため、問題の原因を切り分けることができます。

上記で解決しない場合の問い合わせ方法

これまで紹介した対処法を全て試しても、どうしても解約ができない場合は、最終手段としてOpenAIのサポートセンターに直接問い合わせる方法があります。問題が解決しない旨を伝え、サポートチームに対応を依頼しましょう。

問い合わせは、ChatGPTのヘルプページからメッセージを送る形で行います。その際、現在発生している問題や、すでに試した対処法などを具体的に記載すると、その後のやり取りがスムーズに進みます。

キャッシュとクッキーをクリアする方法

ウェブブラウザには、一度訪れたサイトの情報を一時的に保存しておく「キャッシュ」や「クッキー」という仕組みがあります。この保存された古いデータが原因で、ウェブページが正しく表示されず、解約ボタンが押せないなどの不具合を引き起こすことがあります。

お使いのブラウザの設定画面から、これらの閲覧データを削除（クリア）することで、問題が解決する場合があります。ただし、キャッシュやクッキーを削除すると、他のサイトの自動ログイン情報などもリセットされることがあるため、実行する際はその点を理解した上で行ってください。

ChatGPTアカウントを削除・退会する際の注意点

有料プランの月額課金を停止する「解約」と、あなたのアカウント情報そのものを完全に消去する「アカウント削除（退会）」は、全く異なる手続きです。

もし、あなたが今後少しでもChatGPTを利用する可能性があるなら、アカウント削除は慎重に検討する必要があります。アカウントを一度削除してしまうと、二度と元に戻すことはできません。ここでは、アカウント削除を実行する前に必ず知っておくべき3つの重要な注意点を解説します。取り返しのつかない事態を避けるためにも、必ず内容を理解しておきましょう。

メールアドレスを再利用できないこと

ChatGPTのアカウントを一度削除してしまうと、そのアカウントに登録していたメールアドレスは、今後ChatGPTの新規アカウント作成に利用することができなくなります。

もし、後になって「やっぱりもう一度使いたい」と思っても、同じメールアドレスでは再登録ができません。別のメールアドレスを用意する必要があるため、特に普段メインで使っているメールアドレスを登録している場合は、アカウント削除が本当に必要なのかをよく考えるようにしてください。

アカウント復元ができないリスク

アカウント削除の最も大きなリスクは、一度実行すると二度とデータを復元できない点です。あなたがこれまでChatGPTと交わした全ての対話履歴や、作成したカスタム指示（Custom Instructions）などの設定が、完全に消去されてしまいます。

後から「あの時の会話内容を確認したい」と思っても、確認する術はありません。大切な情報や記録が残っていないか、アカウントを削除する前に必ず最終確認を行いましょう。少しでも不安がある場合は、アカウント削除は選ばない方が賢明です。

退会せず無料プランに戻る選択肢

単に「月額20ドルの支払いを止めたい」という理由だけであれば、アカウントを削除する必要は全くありません。有料プランの「解約」手続きを行うだけで、あなたの目的は達成できます。

解約手続きをすれば、アカウントは無料プランに切り替わり、料金が発生することなく、いつでも好きな時にChatGPTの基本機能を利用し続けることができます。もちろん、過去の対話履歴も全て残ります。特別な理由がない限りは、アカウント削除ではなく、まずは有料プランの解約を選ぶことを強くおすすめします。

ChatGPT解約に関するよくある質問

ChatGPTの解約を検討していると、「解約したらすぐに使えなくなるの？」「今までの会話履歴はどうなるんだろう？」といった、様々な疑問が浮かんでくることでしょう。手続きを進める上での不安を解消するために、ここでは多くの人が気になるであろう質問とその答えをQ&A形式でまとめました。解約手続きの前後に抱きがちな疑問点をここでクリアにして、安心して手続きを進めましょう。

解約した直後に利用停止されるのか？

いいえ、解約手続きを完了しても、すぐにChatGPT Plusの機能が使えなくなるわけではありません。あなたはすでに次回の請求日までの料金を支払っているため、その有効期間が終了するまでは、引き続き有料プランの全ての機能を利用することができます。

例えば、更新日が毎月25日で、5月10日に解約した場合でも、6月24日まではChatGPT Plusのユーザーとしてサービスを利用できます。そのため、解約は請求日を待たずに、思い立った時にすぐ行って問題ありません。

解約しても対話履歴は残るのか？

はい、有料プランを「解約」しただけでは、あなたの対話履歴が消えることはありません。アカウント自体は無料プランとして残るため、過去のやり取りはいつでも見返すことができます。

ただし、前述の通り、「アカウント削除（退会）」の手続きを行ってしまうと、全ての対話履歴が完全に削除され、復元もできなくなりますので、この違いには十分注意してください。履歴を残しておきたい場合は、必ず「解約」手続きを選びましょう。

解約後に再び有料プランへ戻す方法は？

一度解約した後でも、いつでも簡単に有料プラン（ChatGPT Plus）へ再契約することが可能です。特別な手続きは必要なく、初めて契約した時と同じような手順でアップグレードできます。

ChatGPTにログインした後、画面の指示に従ってプランのアップグレード手続きを進めれば、すぐに有料プランの利用を再開できます。「一度解約したら二度と契約できない」ということはありませんので、必要になったタイミングで気軽に再契約を検討してください。

ChatGPT無料版と有料版の違いは？

ChatGPTの無料版と有料版（ChatGPT Plus）の最も大きな違いは、性能と利用できる機能の範囲です。有料版では、より賢く、より自然な文章を作成できる最新のAIモデル「GPT-4」などを利用できますが、無料版では標準モデルのみとなります。

また、有料版は応答速度が速く、利用者が多い時間帯でも優先的にアクセスできるといったメリットがあります。具体的な違いを以下の表にまとめました。

機能	ChatGPT Plus（有料版）	無料版
利用可能なAIモデル	GPT-4など最新・高性能モデル	GPT-3.5など標準モデル
応答速度	高速	標準的
ピークタイムのアクセス	優先的に利用可能	アクセスが制限される場合がある
新機能への先行アクセス	あり	なし
画像生成・Webブラウジング	可能	不可

ChatGPT Plus解約手順のまとめ

この記事では、ChatGPT Plusの解約方法について、ブラウザ版とアプリ版それぞれの具体的な手順から、解約前に確認すべき重要なポイント、そして解約後の注意点まで詳しく解説しました。

最も大切なことは、ご自身がどちらの方法（ブラウザかアプリか）で契約したかを確認し、それに合った正しい手順で手続きを進めることです。また、解約を決めたら、次回の請求日を待つのではなく、すぐに手続きを行うことで不要な課金を確実に防ぐことができます。

解約手続きをしても、支払い済みの利用期間が終了するまでは有料プランの機能を使い続けることができるので、早く手続きをして損をすることはありません。もし万が一、解約がうまくいかない場合でも、今回ご紹介した言語設定の変更やブラウザの変更といった対処法を試してみてください。この記事が、あなたのChatGPT Plus解約に関する不安や疑問を解消し、スムーズな手続きの一助となれば幸いです。